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【60】国宝の観音様がいらっしゃる! 聖林寺に行ってきた その1「お寺自体は小振りです」(奈良)

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この日、西国三十三所の6番所~8番所を巡礼するべく、名古屋から車を走らせてはるばる奈良へやって来た。

一番最初の目的地である6番所・壺阪寺(つぼさかでら)に向かう道すがら、信号待ちの車内から、小さな看板が目にとまった。聖林寺の看板である。

聖林寺・・・しょうりんじ・・・?どっかで聞いたことあるような。ああ、少林寺拳法とかの、少林寺のことかな。響きだけ同じだから、記憶がごっちゃになってるかもしれない。だけど・・・聖・林・寺。この三文字の並び、やっぱり見覚えがある。聞き覚えじゃなくて、見覚えが。

やがて信号は青になり、車をゆっくりと走らせた。幅の狭い片側一車線、両脇がすぐ住宅になっている田舎道に警戒しながらも、心は聖林寺の三文字を追ってさまよっていた。聖林寺聖林寺・・・。

次の信号待ちのとき、なんとはなしに西国三十三所の納経帳をパラパラと開き、今までに頂いた御朱印をぼんやり眺めていたとき、ふいに「中山寺 御本尊十一面観音」の文字が目に飛び込んできた。

あっ!コレだ!Σ(゚Д゚)

思い出した。聖林寺の国宝・十一面観音!それは、数ある十一面観音像の中でもとりわけ美しく、悲劇的な経緯を辿った過去と相まって、多くの人を魅了してきた名仏中の名仏であるという。

 

俺はこの日の参拝予定を 6番所→7番所聖林寺→8番所 に変更した。カーナビで調べたところ、位置的にこれがベストだった。

俺がなんで聖林寺のことを知っていたかというと、昔、神仏絡みのなんかの書籍で読んだことがあったからだ。かなり古い本で、たしか初版は昭和だったと思う・・・その本は今ではどっかにいってしまったけれど、その冒頭で、著者が聖林寺の十一面観音について、とても熱心に筆を走らせていたのを覚えていた。

 

ま、そのことは次回の記事で触れることにして・・・(`・ω・´)

 

とりあえず、俺は7番所の参拝を終えて聖林寺に向かって車を走らせた。しっかし、まさかこんな風にその名前を見かけるとはな~・・・。

自分でも忘れかけていたような知識が、とある信号待ちのときに見かけた小さな看板をきっかけにして、俺を参拝へと駆り立てる。

これこそまさに縁の妙味。俺と聖林寺と十一面観音は、とっくの昔に御縁で結ばれていたのだ。

 

7番所の参拝を終え、駐車場でカーナビを聖林寺にセット。お寺にはものの15分ほどで到着した。

それにしても、ホントに小さなお寺だな・・・(`・ω・´)

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安産子授け地蔵 国宝十一面観音 とある。ご本尊はあくまでもお地蔵様。

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奥に見えるのが聖林寺

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家の近所にもありそうな、慎ましい山門。

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境内もお堂も、このとおり。親近感!

今巡礼している西国三十三所番所は、どこも大きいお寺ばかりでお堂に辿りつくのも一苦労だ。しかるに聖林寺は、西国三十三所番所ではない。たまにこういう素朴なお寺に来るとほっとする。そう、聖林寺にはまるで、知多西国三十三所番所のような素朴さがある。

 

ま、何はともあれまずは参拝しなければなるまい。

お堂の正面にある鰐口(わにぐち)をボーンとならし、お賽銭箱に10円を入れる。合掌して~・・・ご本尊は観音様じゃなくって、お地蔵様だから~・・・

 

南無地蔵菩薩、南無地蔵菩薩、南無地蔵菩薩・・・でいいのかな? お地蔵さま、どうかどうか私を苦しみからお救い下さいませ・・・。

よし、参拝終了。十一面観音様はドコー?(・o・)?

 

とりあえずお堂へ上がってみると、どどーん。石でできた巨大なお地蔵様がいらっしゃる。ああ、つい先程お堂の戸越しに参拝したのは貴方様だったのですね。ありがたやありがたや・・・(`・ω・´)

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聖林寺のご本尊、安産と子授けのお地蔵様。


俺の読んだ本によれば、かつて十一面観音様は、お地蔵様の向かって右側にある小さな部屋に安置されていたという。俺はのっしのっしと歩いてその部屋にも足を踏み入れた。

今では十一面観音様は別棟のお堂に移されていて、この部屋に特に面白いものは置いていなかった。開け放たれた戸からは、美しい三輪の山が見えた。お地蔵様の部屋とこの部屋の間には仕切りがなく、二つの部屋はつながっているような格好だった。

 

ここに十一面観音様がいらっしゃったとすれば、ご本尊であるお地蔵様と十一面観音様が、となり同士で安置されていたということになる。

想像すると、それはいかにも不自然な光景だった。というのも、ご本尊のお地蔵様は、漫画のような、とでもいうのか、とても素朴な造形をしている。それに対して、写真等で見る十一面観音様は、国宝に指定されるだけあって極めて緻密な造りである。聖林寺という小さなお寺にあって、十一面観音様の存在感は、はっきり言って浮いている。なんでこのお寺に・・・? そう思わずにはいられない。その答えは、十一面観音様の辿った悲劇的な過去の中にあるという。ま、それは次回の記事で触れようかな(`・ω・´)

 

ともあれ、観音堂への案内板を見つけた俺は、そちらに向かってテクテクと歩き出した・・・。

(続く)

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