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【56】世界遺産熊野三山・熊野那智大社に行ってきた その4「ヤタガラス」

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(続き)日本代表サッカーチームのユニフォームにも描かれるヤタガラスは、三本足のカラスである。

アマテラス様の子孫であり、のちに初代天皇となるイワレビコが、熊野から北上して奈良に入るまでの間の道案内をした。

このことから、導きの神様、旅行安全・交通安全の神様として信仰されている。

御神徳としては、記事No.【11】のサルタヒコ様に似てますね(`・ω・´)

 

熊野那智大社の境内には御縣彦社(みあがたひこしゃ)というのがあり、そこで祀られている。神社に祀られるときはタケツヌミ様という名前で祀られることが多い。

熊野三山ではどこでもヤタガラスを祀っているけれど、あえて那智大社のところで紹介したのは、やっぱり烏石(からすいし)があるからかな(記事No.【54】参照)。

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ヤタガラスを祀る御縣彦社。

神話には天の神様が地上にいるイワレビコを手助けするためにヤタガラスを派遣した、と書かれている。

一方、熊野三山の主張では、ヤタガラスは熊野の神、とりわけ本宮大社のケツミコ様の使者である、ということになっている。

全体的な整合性がとれないのは日本の神社やお寺ではよくあることで、みんなそれぞれの立場で好き勝手に主張しているだけだから、それほど気にしなくてもO.K.

個人的には、こういう場合は実際に足を運んだ土地の固有の伝説を受け入れたほうが、面白いように思う。この場合では「ヤタガラスは熊野の神の使者ですよ」というほうを受け入れたほうが、面白い。

 

なんであれ、ヤタガラスはとにかくキャラが立っている。

三本足のカラスだなんて、とてもオシャレだ。しかも、中二っぽい魅力がある。

熊野三山特有の黄泉の国のようなイメージ、神域でありながら、あの世とこの世の境界線のような危ういイメージは、やはりこのヤタガラスに由来すると思う。

怖れながら申し上げると、もし熊野三山からヤタガラスをとってしまったら、魅力の半分以上はふっ飛んでしまうんじゃないかなあ、と思っている。

 

ちなみに、ヤタガラスを前面に押し出した授与品として、熊野牛王神符(くまのごおうしんぷ)がある。おからすさんとも呼ばれる。

熊野三山それぞれに固有のデザインをあしらった特殊なお札で、烏(からす)の絵を並べて文字にしている。

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これは那智大社のもの。右の行は那智と読める。本宮大社と速玉大社ではまたデザインが違うぞ。気になる人はコンプリートしよう!

昔の人は、コレを一般的な護符としてのみならず、誓約書としても用いたという。おからすさん の裏面に書いた誓約を破ると、熊野の神の使いである烏(カラス)が一羽死に、破った本人も血ヘドを吐いて死んで、しかも地獄に落ちると信じられた。

熊野のダークなイメージをいっそう膨らませる、おどろおどろしくも面白いエピソードですね (・∀・)

俺は御朱印をもらって満足しちゃったから おからすさん は買わなかったけれど、ヤタガラスファンなら手元に持っておくのもいいかもしれない。一枚500円だったかな・・・たしか。

(続く)

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