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【29】日本一の神域、伊勢神宮に行ってきた その2「トヨウケさま」(三重)

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(続き) 豊受大神宮こと外宮の御祭神・豊受大御神(トヨウケオオミカミ)ことトヨウケさまは、アマテラスさまのお食事をつくっている女神さまである。

トヨウケさまは、アマテラスさまのお母さんのおしっこから生まれた神さまの娘であるという。なんだかよくわからないプロフィールだが、日本の神さまの出生なんてだいたいこんなもの。

今でこそ天下に聞こえし伊勢神宮・外宮の御祭神にまで上りつめているが、実はかなりの苦労人ならぬ苦労神(くろうじん?)である。

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あるときトヨウケさまは、数人の友人と一緒に天界からふわりふわりと京都の北あたりに降りてきて、すっぽんぽんになってみんなでキャッキャウフフと楽しく水浴びをしていた。

 

それを見ていた地元の老夫婦が、脱ぎ捨ててあったトヨウケさまの羽衣をこっそりと盗んでしまう。

水浴びを終えた友人達は、みんな笑顔で「あー楽しかった。それじゃ、おつかれ」とばかりに、トヨウケさまを一人置いて天界にどぴゅーんと帰ってしまった。

トヨウケさまは慌てふためいて、

「返してください。それがないと天に帰ることができません」

と老夫婦に懇願した。するとこのジジイとババア、返してやるけど、自分達には子供がいないから子供になれと無茶をいう。

心優しいトヨウケさまは老夫婦を不憫に思い、その気持ちを受け入れて養女になった。そして、そのまま十数年を一緒に過ごすことになった。

 

さて、トヨウケさまには特技があった。それはお酒をつくることである。

トヨウケさまのつくるお酒はめちゃくちゃ旨く、しかもどんな病気もたちどころに治してしまうという。

これを知ったジジイとババアはトヨウケさまにさんざんお酒を造らせて売りまくり、億万長者になると、「お前は本当の子供じゃないから出ていけ」などと言い出した。

「私だって、好きでここに来たのではありません。おじいさまとおばあさまが来てほしいと言ったからそうしたのに、なんでそんなにひどいことをおっしゃるのですか」

トヨウケさまは声をつまらせてそう言うと、地面につっぷして涙をこぼして悲しんだ。

 

地上で長く過ごしすぎたトヨウケさまは、天に帰ることが出来なくなっていた。

一人放り出されたトヨウケさまはシクシクと泣きながらあちこちの村々を渡り歩いたけれど、どこに行っても相手にされない。

今やトヨウケさまのことを思ってくれる者は一人もなく、彼女がもたれかかって涙を見せることのできる相手は、ただモノ言わぬツキの木だけ。

 

やがて疲れ果てたトヨウケさまが辿りついたのは、奈具(なぐ)の村だった。ここの村人たちは、トヨウケさまを暖かく迎えてくれた。

「私の心は穏やかになりました」

トヨウケさまはそう言って、ここを安住の地として留まることにした。やがて村人たちは立派なお社をつくり、トヨウケさまを丁重にお祀りした。

このお社が、京都府宮津市に鎮座する奈具神社であるという(※諸説あり)。

 

トヨウケさまはその後、アマテラスさま直々の御指名を受けて、食事係 兼 女子会 要員として伊勢の神宮に招かれた。

以来、外宮の御祭神として多くの人々の信仰を集め、衣食住の神・産業の神として、あまねく世の人々の幸せを見守りつつ、今に至っている。

 

めでたしめでたし。

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いい話ダナァー \(ToT)/

 

 

さて、次回からは内宮の参拝記です。

それではまた!(続く)

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