いまだ!神さまにすがろう!

人も自分も頼りにならない!もう神さましかいない!

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【7】仏さまにもすがれ! その3 「ナイスミドルの迫力」

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(続き)ネットで浄土真宗の仏像について調べた俺は叫んだ。「仏教ってメンドクセー!( ゚Д゚)」

 
どうやら、真宗お墨付きの仏像を手に入れるためにはちゃんと手続きをしないといけないらしいのだ。しかも仏師がどうのとか書いてあるし、めっちゃ高そう。神社みたいにお札を1000円で売ってくれるような気楽さがない。アマゾンなら真宗っぽい小さな仏像が2万円くらいで売っているが、当然お墨付きはない。俺は自由人のように見られるがけっこう権威主義者なので、お墨付きが欲しいのだ。

ともあれ、とりあえず話くらいは聞いてみようと思い再び東別院に行った。

挨拶がてらの参拝を終えて、本堂内にある授与所で真宗の冊子を立ち読みしていると、ナイスミドルが俺に話しかけてきた。「もしお時間があれば法話もいかがですか?」ワイシャツに黒い羽織という妙な格好だが、お坊さんだろうか?おそらく傍から見ると熱心に冊子を読んでいるように見えたのだろう。俺はシャイなおっさんなので、急に見ず知らずの人に話しかけられてテンパった。ああ、ええーっと、とか言ってしどろもどろしていると、「法話とかはあまり興味ないかな。はっはっは」とフォローしてくれる。間違いない。ナイスミドルだ。
俺は仏像が欲しいんですけど・・・と切り出した。

ナイスミドルは一瞬虚を突かれたような顔をしたが、すぐに穏やかな表情を取り戻した。「今は一人暮らしかな?」

なぜ分かる!?Σ(゚Д゚)この人、ただのナイスミドルじゃねえ!

「ご実家の宗派は分かりますか?」「いえ、ばあちゃんが仏壇を持ってていつもチーンってやってたのは見てましたけど」「じゃあまずはそちらの確認が先かな。こっちで勝手に宗派変えちゃったら申し訳ないからね」「はあ、なるほど」俺は納得した。まあそうだよな。そしてナイスミドルは続ける。

「それにあなたまだ、幸せでしょう?」

 ファ!?\(◎o◎)/!? え、俺今すがりにきたんだけど!

いやしかし、このナイスミドルの穏やかな微笑みは、間違いなく俺が幸せであると確信している。俺の悲しみは阿弥陀さまにすがるにはまだ早すぎるというのか!?

「そのうち本当につらくなる時がくるから。今はまだ分からないでしょう?それに、仏教より先に学ぶこともたくさんあるでしょう?」

そのとおりです。ナイスミドルの迫力に完敗して自分の軽率さを勝手に恥じた俺は、なぜか「ありがとうございます」と丁重にお礼を言い、東別院を後にしたのだった・・・(続く)

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